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SpectraSoft

ディレーファインダー機能

 



*)モデルにより差異があります


<Utility><Delay Finder>メニューあるいは、アイコンバーからアクセスすると下図のウィンドウが現れます。

  この機能は左右のチャンネル間ディレーを解析しますので、SpectraSoftのチャンネルはステレオに設定されていなければなりません。

ディレー値は「msec」「feet」「meter」で表示することができます。

ウィンドウの「Apply to Processiong Delay」ボタンをクリックすると、「cross channel processing delay」を算出します。この値は<Options>メニューからアクセスする「Settings」ダイアログボックスの「Delay」値と等価です。正の値は右チャンネルに対し左チャンネルが遅延していることを、負の値はその逆を表します。「cross channel processing delay」の設定は「Delay Finder」で算出する値に影響ありません。

 

Options

  Delay Finderウィンドウの<Options>ボタンを押すと、「Delay Finder Options」ダイアログが現れます。
  • Display Delay Values In: 表示単位を選択します。
  • Speed of Sound: 音の速度です。この値はディレー値単位の変換に使われます。音速は温度や気圧によって変化します。 常温では「1,130 feet/sec」とされており、プログラムの既定値です。
  • Maximum Delay: これはディレーの分解度です。大きな値では多くの処理時間を要します。

一回目の測定「T1 msec」を実行後マイクを移動し、二回目の測定「T2 msec」を行うことにより実際の音速を測ることができます。速度は次の式で求められます。

音の速度(feet/sec) = 1000/(T2-T1)

 

操作手順

*) ノイズ信号に代えて音楽信号などを使うこともできますが最適とはいえません。

 

*) SpectraPLUS-DTモデルは非該当です