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SpectraSoft

スペクトラムの時系列表示と再処理モード

 


 *)モデルにより差異があります


被測定信号の時系列変化を観察するためにSpectraSoftは、「3D Surface」と「Spectrogram」の二つのビューを搭載しています。

 

操作手順:

被測定信号の状態を把握するためにSpectraSoftをスタートし、グラフ軸のレンジ幅、FFTサイズ、サンプリング周波数などを適切に設定します。

1)SpectraSoftを次のように設定します。

2)被測定信号を必要な時間記録します。

1   SpectraSoftはハードディスクに「.WAV」ファイル仕様で記録しますので、60秒間当たり5.292MBのディスク容量を消費します(設定するサンプリング、ビットレートにより増減します)。空き容量を確認して記録時間を調整して下さい。

記録した信号は一時ファイルとしてハードディスクに存在していますが、モードを切り替えると自動的に消滅します。

3)記録した信号をファイル保存します。

4)一時的に記録されているデータを破棄します。破棄しない場合は続けて記録する信号が追加されます。

5)他に測定対象信号があれば24項を繰り返し、適当な名前を付けて保存します。
  

6)HDに保存した信号ファイルを「Post-Process」モードで読み出します。

7)観察、分析する時間範囲(タイムセグメント)を選択します。

 2
ファイルの全時間を選択することもできますが時間長に比例して処理がながくなります。
 3

 

8)選択範囲をスピーカーから再生し選択範囲をモニターして確認します。

選択範囲のデータを再処理表示します

4   マウス右ボタンをクリックすると現れるポップアップメニューが用意されています。

ここにデータを再処理表示するための「Compute and Display...」機能があります。

 

Average Spectrum表示
5

Spectrogram表示。Y軸(周波数)、X軸(時間)、そしてレベル強度をサーモグラフィ的に明度または色調で表わします。 X,Y軸配列は入れ替え可能です
6

3D-Surface表示。Y軸(時間), X軸(周波数 )そしてレベル強度を等高線で表わします
7

 

3D-Surface」 ビュー上で前述.項と同様に範囲を選択し右ボタンをクリックするとExpand」メニューを選択できます。データをよりズームイン表示する時に効果的です。

8

 

10)選択範囲のデータを時系列表示します。


9
 
  • <Plot>メニューから<Spectrogram><3D Surface>を開き、<Run>アイコンをクリックしてファイルを再生すると前述図67が表示されます。
  • 再度ファイルを再生する場合は、<Rew>アイコンをクリックして再生位置を巻き戻してから<Run>します。
  • ファイルの再生開始位置はコントロールアイコンバー上の「スライドバー」(9)で設定することができます。再生位置はグラフ上にカーソル線で示されます。再生を強制的に停止するには<Stop>アイコンをクリックします。